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アニメ、漫画

少年を導いた理想の女性像 謎多きメ-テルの存在

新しい世界へと旅立つ少年の高揚感、そして心の痛みを伴う大人への成長を鮮やかに描いたのが、SFアニメ『銀河鉄道999』です。

 

 

『宇宙戦艦ヤマト』(1977年)のキャラクター&メカデザインで大人気を博した人気漫画家・松本零士氏が1977年から「週刊少年キング」で連載した同名マンガを原作に、フジテレビ系で1978年~1981年にTVアニメシリーズが放映されました。

1979年8月には劇場版『銀河鉄道999 The Galaxy Express 999』が公開され、その年の邦画興収第1位となる大ヒットを記録しています。

 

 

不朽の名作アニメとなった『銀河鉄道999』を語る上で、決して忘れることができないのが謎多き美女・メーテルの存在です。主人公を旅へといざなうメーテルとは、一体、何者なのか?

 

 

格差社会が激しくなった未来の地球。母親を機械伯爵に殺された少年・星野鉄郎は、永遠の時間を生きることができる機械の体を手に入れ、機械伯爵に復讐することを誓っていました。

そんな鉄郎がメガロポリスステーションで出逢うのが、ロシアふうの黒い帽子に黒いロングコートをまとった美女・メーテルでした。母親によく似た面影のメーテルに、鉄郎は思わず見入ってしまいます。

 

 

警察に追われる鉄郎をメーテルはかくまい、しかも旅に同行してくれれば銀河鉄道のパスポートを渡すと持ちかけます。

機械の体を手に入れるためにはパスポートが必要ですが、鉄郎にはパスポートを買うお金はありません。渡りに船です。かくして家族のいない孤独な少年・鉄郎は、謎めいた美女・メーテルと銀河旅行に旅立つのです。

 

 

さまざまな星に立ち寄る中で、機械の体を手に入れたものの後悔している人、鉄郎と同じように機械伯爵を憎んでいる人、いろんな事情を抱えた大人たちに遭遇していきます。

 

 

『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』のハーロック、その相棒・トチロー、『クイーン・エメラルダス』の女海賊エメラルダスといった、松本零士作品でおなじみの人気キャラクターたちも登場します。

 

 

ただの無鉄砲で、怖いもの知らずなだけだった鉄郎は、多くの人たちとの出会いと別れを重ね、少しずつ大人への階段を昇っていきます。

少年から大人へと成長する過程にある鉄郎を、メーテルはいつも優しく見守っています。鉄郎が憧れるメーテルは、まるでダンテの『神曲』に登場するベアトリーチェのような存在です。

 

 

ベアトリーチェは「永遠の淑女」とも呼ばれています。寂しげな表情をしたメーテルも、お嬢さまタイプのベアトリーチェも、男性が自分の脳内でイメージする「理想の女性」像かもしれません。

松本零士作品には『宇宙戦艦ヤマト』のスターシャや『男おいどん』のヒロインなど、切れ長の瞳をした絶世の美女がたびたび登場します。

 

 

松本氏自身によると、若い頃に観たフランス映画『わが青春のマリアンヌ』(1955年)の主演女優マリアンヌ・ホルトや宝塚歌劇団に所属していた頃の八千草薫さんなど、松本氏が憧れていた人気女優のイメージを重ね合わせることで生まれたキャラクターなのだそうです。

 

 

戦後の北九州市で育った松本氏は、高校を卒業し、プロの漫画家になるために単身で東京行きの夜行列車に乗りました。

そして胸ポケットには、八千草薫さんの顔写真に手を加えたメーテルの原型となるものを忍ばせていたそうです。まさに銀河鉄道999に乗り、地球から旅立つ鉄郎と同じ心境だったのでしょう。

 

 

子供の頃に憧れていた女優やアイドル、初恋の女性のイメージ、母親の若かりし日の面影などが一体化することで、「理想の女性」像は誕生します。

優しさ、強さ、知性を合わせ持ったメーテルは、至高の「理想の女性」像を具象化したキャラクターだと言えるでしょう。

 

 

物語の後半、銀河鉄道の終着駅に到着した鉄郎は、メーテルの意外な正体、そしてメーテルが鉄郎を旅に誘った真相を知り、衝撃を受けるのです。

メーテルは優しいだけの守護天使ではなく、男の人生を大きく変えてしまう運命の女でもあったのです。

 

 

メーテルの秘密を知ってしまったことで、それまで純真無垢な少年だった鉄郎は、否応なく大人へと成長を遂げるのです。それは大人への一歩手前を意味する数字「999」が、「0」になった瞬間だったのです。

 

 

国内興収が360億円を超える記録的大ヒットとなった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』と『銀河鉄道999』は、鉄道をモチーフにしている他にもいくつか共通する点があったりします。

 

 

鉄郎は永遠の命が保証された機械の体を手に入れるために旅立ちましたが、旅を続けていくうちに永遠の命よりも尊いものがあることに気づきます。

「無限列車」も鬼殺隊の最強剣士のひとり「炎柱」煉獄杏寿郎が、永遠の命を持ちかける鬼の猗窩座(あかざ)と死闘を繰り広げるシーンがクライマックスとなっています。

 

 

『銀河鉄道999』も『無限列車』も、一瞬の時間を懸命に生きることは永遠の命と同じであることを物語っているのです。

メーテルが至高の「理想の女性」像ならば、「強く生まれし者の責務」をまっとうする煉獄杏寿郎は最強の「理想の男性」像だと言えるのかもしれません。

『銀河鉄道999』の鉄郎も、『無限列車』の主人公・炭治郎も、抱えている心の痛みを乗り越えることで本当の大人へと成長を遂げることになるのです。

 

 

少年の旅立ちは、多くの人を魅了してやまない永遠のテーマなのでしょうね😉


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