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世界

ミステリ-・・・大量のレース鳩がこつぜんと消えた・・・

英国イングランドの中東部に位置するピーターバラで行われた鳩のレースで、放された1万羽の鳩がほとんど戻ってこなかった・・・

 

英全土で1日のうちに25万羽の鳩が行方不明になってしまった事件。何やらとてもミステリアス😱

 

2021年6月のある晴れた土曜日、英国イングランドの中東部に位置するピーターバラで行われた鳩のレースで、奇妙なことが起きたのです。3時間程度で終了すると思われたレースで、放された1万羽の鳩がほとんど戻ってこなかったのです・・・

 

鳩レースは、レース会場で一斉に鳩を放ち、鳩の巣であるそれぞれの鳩舎までの距離と、戻ってきた時間をもとに速さを算出してスピードを競います。レースで使われるのは通常のドバトではなく、英語でhoming pigeonと呼ばれる、高い帰巣本能を有する伝書バトです(homingは鳥の帰巣本能を意味します)。

 

しかし不思議なことに、先程のピーターバラでのレースのみならず、6月19日に開催された鳩レースで放された鳩はほとんどが戻ってこなかったのです。英テレビ局 itvニュースによれば、この日は全英で約50件のレースが行われ、25万羽の鳩が放されたが、6月29日の時点で戻っていたのはほんのわずかほど。

 

中には、ピーターバラのレースに出た鳩が、オランダやスペインのマヨルカ島で見つかったケースもあったようです(レース鳩は個体を特定するための脚環が付けられています)。また英国に限らず、ポルトガルやベルギーで同日に開催された鳩レースでも、同様の影響を受けた大会があったようです。

 

なぜ、このような事態に・・・

 

同じ日、イングランド南西部スウィンドンで開催された鳩レースに参加したディーン・シンプソンさんはitvニュースに対し、このレースでは1400羽が放されたが、200~300羽しか戻らなかったと話しています。おかしいと思ったシンプソンさんがソーシャルメディアを確認してみると、ピーターバラでのレースを始め、英国中で同様のことが起きていることに気付いたといいます。

 

シンプソンさんによると、レース鳩は地球の磁場を使って進路を決めるのだそうです。しかし太陽嵐などが起きると磁場が乱れてしまうため、レース鳩の方向感覚が狂ってしまうのだといいます。

 

シンプソンさんはレース当日の天気について、視界も良く、青空が広がっていたと振り返っています。とはいえ、「空には野鳥がほとんどおらず、何か変だった・・・」ともつけ加えました。

 

目には見えない何かが起きていたのでしょうか?鳥の方向感覚を乱し、進路が劇的に変わってしまうような何かが・・・シンプソンさんはまた、複数の小型竜巻が原因である可能性もあるとの考えを示しています。

 

愛鳩家のリチャード・セイヤーズさんは英 テレグラフ紙に対し、この日は「史上最悪のレース日の1つだった」と述べ、自分の村だけでも300羽が消えてしまったと話しています。セイヤーズさんは、もし迷っているレース鳩を見つけたら、餌や水をあげて休ませてあげてほしい、と呼びかけています。8割の確率で、数日中には自分の巣に向けて出発するだろうとしています。

 

王立鳩レース協会(RPRA)のイアン・エバンス氏も、原因は「謎」だとしつつ、雷雨か太陽プラズマが地球の磁場を乱したからではないか、とテレグラフ紙に話しています。現在45歳のエバンス氏は、9歳のときから鳩を飼っていますが、今回のような経験はこれまで一度もなかったと振り返っているのです。

 

とはいえ、先程のシンプソンさんは、自身が加盟しているレース鳩の連盟の仲間には、60年ほど前に類似の出来事を経験した人がいると、itvニュースに話しています。しかしこのときも原因は解明されることなく、いまだに謎のままだといいます。

 

RPRAによると、鳩レースの成功は、気象状況に大きく左右されるといいます。そのため、鳩を放す地点や鳩が戻ってくるルートにあたる地域で悪天候が報告されている場合、天候が回復するまでレースの実施を見送ることも珍しくないとしています。

 

RPRAは過去に、鳩レース主催者の便宜を図るために、雨や視界のみならず、雲の高さや密度、気温などを含めた気象データを、英気象庁と協力して同協会の公式ホームページで配信すると発表していました。

 

しかし、今回エバンス氏がテレグラフ紙に話したところによれば、RPRAは現在、鳩レースに特化した天気予報を提供してくれるよう、再び気象庁と交渉中だといいます。

 

通常とは異なる気象状況が予測される場合、レースを中止することもでき、これが可能になれば、大量の鳩が行方不明になってしまった今回のような事態を防ぐことができるかもしれません・・・

 

消えてしまった鳩たちが完全に戻ってくる日はいつのことになるのでしょうか・・・

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